FinatextのエンジニアがUpdateサポート制度で買った本[2022年度版]

ayumiya
The Finatext Tech Blog
12 min readMay 1, 2023

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Photo by Tom Hermans via Unsplash

こんにちは!FinatextホールディングスでPR/DevRelを担当しています、ミヤカワ( @ayumiya_live ) です。

Finatextグループでは、2022年10月から「Updateサポート制度」という福利厚生がスタートしました。それまでも毎月1万円まで書籍や資格取得などに使ってよいという制度があったのですが、用途の幅を広げたり申請を簡単にしたりしてリニューアルしたのです。(詳しくはnoteに書いたのでよかったら読んでみてください。)

DevRel担当としては、この半年でFinatextのエンジニアはどんな本を買ったのか気になりまして、リストアップしてみました!一部の本には、買った本人からのおすすめコメントも添えています。

「ゴールデンウィークはインプットにも時間を割こう!」というエンジニアのみなさん、課題図書の候補にいかがでしょう?

インフラストラクチャ編

『さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築』

dockerについてインストール方法からWebサーバーの起動、永続化、ネットワークやコンテナ運用と基本的なことから順に丁寧に書かれている技術書です。

アナリティクスエンジニアとして仕事をする上で、ECR・ECSやインフラ周りへの理解が足りていないと感じることがあったため、購入しました。

現在、既にdockerを使いこなしている人には既知のことが書かれているかと思いますが、基本的なことをより深く知っておきたい方や、使っているがきちんと理解はしていないなど、dockerの基礎的な理解を深めたい人におすすめです。

by オオカワ

ネットワーク編

セキュリティ・認証編

身の回りでは様々な暗号・認証の技術が使われており、「聞いたことあるけど中身わかってないな」と感じる人も多いのではないでしょうか?

この本はその名の通り幅広く暗号や認証について説明しており、共通鍵暗号や公開鍵暗号の仕組みから、TLSなどのネットワークセキュリティまで取り扱っています。一時期CTFのCryptoの問題にハマっており、暗号の勉強をするために購入しました。

セキュリティについて暗号や認証の側面から詳しくなりたい人におすすめです。また内容が幅広くどれも簡単ではないので、辞書的に気になるトピックを読んでみるというのもおすすめです。

by Kevinrobot34

ソフトウェア設計・開発編

ドメイン駆動設計についての入門書です。本書では、ドメイン駆動設計の基本的な考え方や手法が分かりやすく説明されています。また、実装方法やアンチパターンなどもサンプルコードを用いて紹介されています。

会社の有志によって開かれていたドメイン駆動設計の勉強会で、本書が指定されたことが購入のきっかけでした。

エリック・エヴァンスの著書とあわせて、ドメイン駆動設計の大まかな理解をしたい人・基本概念や用語の手引きとして活用したい人にもおすすめです。

by やの

この本はWebサイトのパフォーマンスを向上させる上で重要なアプローチに関して、ブラウザのレンダリングの仕組みから具体的な方策までを説明しています。業務内でWebサイトのパフォーマンス改善に携わることがあったので買いました。

弊社のフロントエンジニアにこの書籍の初稿のレビュアーの方がおり、パフォーマンスチューニングの具体的な方策については最新の手法が載ってない点をご教示いただいていたので、レンダリングの流れやチューニングの際の観点など基礎的な部分を学ぶ目的で読みました。

同じようにフロントエンドの前提的な知識を学びたい方におすすめです。

by ワダ

データエンジニアリング編

この本は「データ品質」を軸に最新のツールの紹介だけではなく品質を担保するための組織設計、カルチャーの作り方など幅広いテーマについて具体的な事例にも触れながら紹介されています。

データソースが増えてきたことや組織の拡大期ということでこれまでのパイプラインを複数チームで扱うようになったりプラットフォームチームを立ち上げたりという中でデータ品質の担保の重要性が増してきたために購入しました。

データエンジニアの方で上記のようなフェーズにある企業の方におすすめです。社内の洋書でボリュームもそこそこあるため輪読会などにも向いています。

by おーもり

ビジネス編

「会計の基本【第2版】 この1冊ですべてわかる」は、会計についての入門書です。ただ、本書は簿記の勉強や表面的な仕訳ルールを学ぶだけでは得られない本質的な会計知識を得られます。

会計ブロックの概念を中心に会計の全体像がわかりやすいように書かれており、僕らが日頃よく目にする簿記の結果がどのように活用されているかが理解できる書籍でした。

「会計の全体像が掴めないな」「会計を実生活に活かしたいな」と感じている方におすすめの一冊です。

by 家志

マネジメント・採用

この本では、採用面接でミスマッチを防ぐための考え方・手法が紹介されています。経験や勘ではなく、行動事実に基づいて評価するコンピテンシー面接について詳しく解説されています。

自身が採用活動に関わる機会が増えてきたものの、採用に関する知識がほとんどなかったので勉強のために購入しました。

面接で何を聞くべきか、注意すべきポイントは何かなど、分かりやすく解説されておりとても勉強になりました。技術書ではありませんが、採用活動に関わり始めたエンジニアの方は読んでおいて損はないと思います。

by oshiro

以上、22冊を紹介しました。近頃はKindle等の電子書籍で読む方も多いので(Updateサポート制度で購入した本は社員でシェアすることが推奨されているため、電子書籍はNGなのです)、ここで紹介したのはほんの一部ですが参考になれば幸いです!

もう少しおすすめが欲しい方は、以下の記事もチェックしてみてください。それでは、よい連休を~!

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